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キャノピーの補強 [T-REX 450 Pro]

T-REX シリーズのキャノピーは薄手ですが、通常そんなに補強の必要は感じません。
ですが、ヒビ割れてしまった場合、また、大きく損傷したものを突撃機用に温存したい場合などに補強すると良いと思います。

マルさんにいただいた T-REX 450 Sport 用キャノピー、キャノピーマウントに取り付ける部分がひび割れてしまったので、これを題材にします。

まず材料です。カーボンは固くて丈夫ですが、柔軟性があまり無いのでフレームの補強には良いのですが、柔らかいキャノピーには向きません。取っ手のところだけピンポイントに補強するということはあります。(カーボンフレームの補修

本日使う材料です。
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左は、マイクログラスと言って、大型の飛行機(F3A機など)にエポキシレジンなどを使って張る超薄手のガラス繊維です。
右は、グラスマット。ガラス繊維を織り込んだものです。
左のような薄手で十分ですが、一般的ではありません(模型飛行機の塗装関係の材料を扱っているところで手に入ります。)
少量手に入れるのも難しく、それこそ飛行機が作れるほどの量を買う事になります。(数千円くらいですが)

グラスマットだと、エポキシ接着剤(A剤とB剤をまぜるやつ)とセットでホームセンターに売っているので、本日はこちらを使います。

IMG_1856.jpg
次に接着剤。2液を混ぜるエポキシ樹脂系の接着剤を使います。
固まるのに、半日、30分、5分とさまざまなタイプがあります。早く固まるほど、仕上がりは柔らかいと覚えておいて下さい。
キャノピーの柔軟性に合わせて、一番柔らかい5分タイプをお勧めします。30分のでも良いです。

夏場は硬化が早いので、5分タイプは手早く作業を進めてください。

まず、A剤とB剤(主剤と硬化剤とも言う)を同じ量出して、かき混ぜて下さい。
固まってしまいますので作り置きできません。適量を...ちょっと多めに。

IMG_1858.jpg
グラスマットをキャノピーの裏側からあてて、接着剤を多めに塗ります。
表側のキャノピーに接着剤が付くと、汚れてしまいますので、テープ(セロハンでOK)でマスキングしておきます。

次に軽くドライヤーを接着剤にあてておくと、グラスマットに良くしみ込みます。
仕上げに、クレジットカードのようなもので表面をならしながら、接着剤をのばしておきます。量が多ければ、削ぎ取ってください。

夏場なら5分〜10分でべたつかなくなります。そうしたら、余分なはみ出したグラスマットをハサミで切り取ります。

IMG_1859.jpg
出来上がりです。すごく簡単。

グラスマットを切るハサミは、良く切れるものが良いのですが、グラスを切っていると、ハサミの刃がだんだん切れなくなってきます。100円ショップで売っているハサミをグラス用に用意しておくとよろしいようで。



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